第50回中部実業団対抗駅伝競走大会
10.11.15
第50回中部実業団対抗駅伝
期日:2010年11月14日(日)
会場:下呂市金山振興事務所~馬瀬数河折返しコース(岐阜県)
11月14日(日)第50回中部実業団駅伝競走大会が岐阜県下呂市金山で開催されました。当社陸上部は昨年4位に沈んだ雪辱を晴らし、2年ぶりの優勝を目標に臨みましたが、今季戦力の充実するトヨタ自動車に大きく差をつけられ、3位に終わりました。
佐藤監督からタスキを受け取る1区柴田選手 緊張感が漂うスタート前
第1区には移籍後初の駅伝出場となる柴田尚輝選手が登場。序盤から各チームが牽制しあい3kmを9分30秒、5kmを15分50秒で通過するというかなりのスローペースで展開。後半トヨタ自動車の宮脇選手が飛び出し、柴田選手も対応しましたが徐々に離され9秒差の3位で2区へとタスキをつなぎました。最短区間(7.2km)の2区はもっとも傾斜のきつい難コース。今年から外国人選手は2区限定となり、各チームのケニア人選手たちが下呂の山をハイペースで駆け上がりました。先頭のトヨタ自動車ツォー選手が山道に苦戦する中、ミカ・ジェル選手は必死に追いかけ区間賞(区間新)を取る見事な走りで順位をひとつ上げ2位で山本選手へ中継。
2区区間賞を獲得したミカ・ジェル選手
チームの柱である山本選手は、最長区間での快走を狙いましたが直前で体調を崩したことが響き、序盤から苦しい走りとなりました。トヨタ自動車との差は大きく広がり、粘りの走りをみせたものの愛知製鋼・NTN・八千代工業にもかわされ順位を3つ落とし5位での中継となりました。
3区山本選手から4区白栁選手へ 応援を受け必死に前を追いかける白栁選手
4区白栁選手は今秋の記録会で10000mの自己記録を更新しており、好調を維持しての出場、追い上げへの期待がかかります。アップダウンの多い難コースでしたが、堅実な走りで前を行くチームを次々と捕らえ3位まで順位を上げて5区塩田選手へとタスキをつなぎました。塩田選手も今季5000m・10000mともに自己記録を更新しており若手エースへと成長。10kmを28分台の好タイムでカバーし、5区の区間記録保持者・浜野選手(トヨタ自動車)を押さえ区間賞を獲得する快走をみせ、前方チームとの差を縮めました。
4区白栁選手から5区塩田選手へ 5区区間賞の塩田選手から6区宮城選手へ
6区に登場した宮城選手は入社2年目で初の駅伝出走。下りの続く高速コースで持ち前のスピードを活かし、2位愛知製鋼をかわし2番目に中継所へと戻ってきました。しかし3位愛知製鋼との差はわずか3秒。糟谷選手と愛知製鋼・前田選手(元トヨタ紡織在籍)による準優勝争いとなりました。お互い一歩も譲らず緊迫した展開が続きましたが、最後は前田選手のペースアップについていけず糟谷選手は3位でのゴールインとなりました。
3位でゴールテープを切る糟谷選手
ミカ・ジェル選手と塩田選手が区間賞を獲得するなど明るい材料もありましたが、優勝のトヨタ自動車とは4分以上差をつけられ厳しい戦いとなりました。
ニューイヤー駅伝まであと1ヵ月半。今回の反省を活かし2011年の元旦を万全の状態で迎えられるよう残りの時間を大切にし、チーム一丸となり頑張っていきたいと思いますので、今後とも変わらぬご声援を宜しくお願いいたします。
最後に後援会の皆様と記念撮影
大会当日は、朝早くから現地に足を運んでいただき、大きなご声援を頂きましたことに深く感謝申し上げます。
【5区区間賞 塩田選手コメント】
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中部駅伝では皆さんの声援に後押しされ区間賞を取ることができました。けれどラストの勝負で僕が順位をひとつ上げられなかったばかりに後半区間に楽をさせてあげられなかった事に甘さを感じます。ニューイヤー駅伝ではそういった課題を克服して上位目指して頑張りたいと思います。 |
【2区区間賞(区間新) ミカジェル選手コメント】
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今回の中部駅伝は外国人が2区限定になり、距離も短くなったので登りのコースですが自信がありました。昨年の大会でトヨタ自動車のツォー選手に負けていたので、今回は1秒でも勝ちたいという気持ちを強く持って走りました。結果は1秒勝つことができてとても嬉しかったです。チームの3位は悔しいですがニューイヤー駅伝に向けてみんなで頑張ります。これからも応援宜しくお願いします。 |
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写真提供:アジャンシー・ショット