ぶろぐ駅伝
8月ブログ企画-聞谷選手編-
8月のブログ企画
『失敗から学んだこと』
を担当するのは…
聞谷選手です。
私は入社一年目の2017年12月、大きな故障をしました。
最初は右膝の鋭い痛みから始まりました。
今までの経験から無理をすると長引かせる類の痛みだと感じていましたが、ニューイヤー駅伝を控えていたことで
「練習をやめるわけにはいかない。もしかしたら痛みがなくなり、新しい成功体験が生まれるかもしれない」
と考え、痛み止めを飲んだり、脚をお風呂やホットパックで温めたりして痛みを誤魔化して練習をしていました。
コーチングスタッフから「競技人生はこれからも続くから無理せずに休め」という忠告があったにもかかわらず、自分の願望だけで突き進みました。
しかし10日ほどで右膝をかばっていたのか別の複数の箇所にも痛みが出始め、走ることはおろか、歩くのもまともにできないような状態になりました。
これが私の失敗でした。
無理をしてはいけないと感じた時に自制するべきでした。
その後、走る以外のトレーニングや身体のケアを地道に行い、痛みなく走れるようになるまで5ヶ月もの歳月がかかりました。
こうした失敗から私は立ち止まる勇気というものを学びました。
自分の願望だけで突き進むのではなく、一旦立ち止まる勇気があれば、客観的に物事を判断する余裕が生まれます。
もちろんこれは競技だけではなく日常生活の中で何かの壁にぶつかった時にも同じことが言えます。
一旦立ち止まり、自分が今どういう状況に置かれ、どういった選択がベストなのかを客観的に判断することができればその壁も乗り越えられると考えています。
私はこの失敗を糧にし、更なる高みを目指していきます。