ぶろぐ駅伝
7月ブログ企画-聞谷選手-
7月のブログ企画
『夏のトレーニング!』
を担当するのは…
聞谷選手です。
夏のトレーニングで意識していることは走り込みを行い、秋冬の駅伝・マラソンシーズンを怪我なく乗り越えるための基礎作りをするということです。
はじめに言っておきますが私は夏が嫌いです。
なぜなら一年で一番身体のコンディションが悪くなる季節だからです。
コンディションが悪くなる要因は暑さに苦手なことや、身体のバイオリズムの問題など様々ありますが、そうした時期に速さを求めるのは効率的ではありません。
基礎作りのために走り込みを増やしたり、走る以外のトレーニングを充実させたりすることで駅伝やマラソンシーズンを戦い抜く身体の強さを手に入れることができます。
多少練習の質が落ちても、量をこなすことで地力はついていきますし、夏が終わり、涼しくなったタイミングで質を高めていけばいいという考え方のもと、トレーニングに励んでいます。
つまり、速さは求めず、強さを求める期間だと考えています。
元三洋電機副社長の後藤清一氏は「何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ。
やがて大きな花が咲く」と自身の著書に記しました。
この言葉はシドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんの座右の銘としても知られています。
この言葉でいう「何も咲かない寒い日」というのは私にとってこれからの苦手な夏だと考えています。
辛いことの方がはるかに多く、妥協したくなるような夏のトレーニングですが、こうした時期にしっかり根を伸ばすことで、秋冬に大輪の花を咲かせられるようにしたいです。