世界ハーフマラソン大会レポート
08.10.20
世界ハーフマラソン選手権大会
期日:2008年10月12日(日)
会場:リオデジャネイロ(ブラジル)
速報でもお伝えいたしましたが、先日世界ハーフマラソン大会が開催され、中尾勇生選手が過去最高順位となる5位に入賞しました。本人と大会に帯同した佐藤監督がレース状況や大会の雰囲気などを紹介します。
レースを終え喜びを分かち合う中尾選手と佐藤監督
2008年世界ハーフマラソン選手権に日本代表選手として中尾勇生が出場しました。彼自身、初めての日本代表ということで、正式決定してから故障のないように、かつ世界と戦える準備を始めてきました。
私自身も1995年の世界ハーフにおいて8位入賞したことがあり、その時の経験も生かしつつスケジュールを立案しました。仙台ハーフで1時間2分00秒という走りをしたので記録的な目標は、1時間01分30秒、順位は10位以内という目標を中尾自身が立てました。結果は、気温25度という暑さのため、記録は1時間02分05秒(非公認)と今ひとつでしたが、日本人過去最高タイとなる5位入賞を果たしました。
5位でゴールする中尾選手
彼の良い所は、練習スケジュールの目的を理解し取り組んでいくところ。自分の目標設定がしっかりしているので、スケジュールにおいて選択肢を与えると、明確に説明しこうしたいという結論を出せること。練習後のケア、欠点の克服トレーニングをしっかり行っている所だと感じます。これからの課題はスピードです。
日本選手権10000mで28分10秒19と世界選手権B標準突破、5000mで13分45秒で走るなど着実にスピードもつけてきており、ベルリンで行われる世界選手権マラソン代表へ挑戦する準備が着実に整ってきています。
世界ハーフはあくまで経験の場と考え、これから行われる世界選手権選考レースにおいて代表権を勝ち取れるようこれからも努力を継続してほしいと思います。
最後になりましたが、日頃ご声援頂いている皆様のお陰で今回このような結果が残せたと感じます。誠にありがとうございました。これから駅伝レースも始まり大変プレッシャーのかかる時期になってきました。引き続き、ご声援よろしくお願い致します。
【中尾選手コメント】 世界ハーフ5位入賞、正直自分でも驚きました。 レースは前半予想通りのハイペースとなりました。 |
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